イシキの遊び場10月号: 「バッド・ガール」から恐怖からの開放を観察しよう!

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皆さん、こんにちは!イシキSmoothyのシャオです!💓

「イシキの遊び場」へようこそ!🌈

毎月、私たちの意識の成長をガイドするインスピレーションが届くお勧めの映画をご紹介しています!⚡️

さて今月、私たちの意識の成長をガイドするために、TimeWaverはどんなテーマをピックアップし、どんな映画を選んだのでしょうか?

今月の「イシキの遊び場」で選ばれたテーマは「恐怖」(Fear)という意識レベルです。💡

おそらく多くの方が人生で一度や二度経験したことがあるのではないでしょうか?「恐怖」の意識が軸の人生は、ちょっとしたことでも良くないことをイメージして心配したり、不安になったり、挑戦していたことも、「自分にはできない」や「面倒臭い」など、諦める形で終わってしまいがちです。

そんな「恐怖」の仕組みを見せてくれるために今回選ばれた映画は、「バッド・ガール(1931)(原題:Bad girl)」です。恐怖の意識が私たちの意思決定に与える影響や、恐怖の意識の乗り越え方を教えてくれる映画です!!

バッド・ガールのストーリーはとてもシンプルです。主人公はとても綺麗な女性、ドロシーです。彼女は男性からナンパされることが多く、そのせいで男性への信頼があまりありません。

ある日ドロシーは、旅行から帰る途中の船でラジオの店を開く夢を持ったエディーと出会い恋に落ちます。兄の反対を押し切り家を出てゴールインするのですが、同じ屋根の下で過ごす日が重なるにつれ、結婚式、お金の使い方、子供のことなど、様々な価値観の違いが明るみにで出始めたのでした。

劇中、恐怖の意識を特に表していたのは主人公のドロシーでした。

彼女は子どもを身籠るのですが、そこから彼女の恐怖が表れ始めました。例えば夫のエディーが子どもを気に入らなかったらどうしようと考えたり、出産中に自分が死んでしまったらどうしようと考えたり、、、

一方、夫のエディーは自分の店を辞め、ドロシーのために有り金をはたいて素敵なマイホームを手に入れ、ドロシーが心配しない様に、子育てと、出産にかかる費用を稼ぐために、アルバイトをしながら、アンダーグラウンドなボクシングに選手としても参戦していました。

ですが、恐怖の意識が軸となっていて、元々男性を信頼していないドロシーは、帰りの遅いエディーが不倫しているのではないかと不安になったり、仕事が遅くまであり出産に立ち会えなかった理由が子どもが嫌いなのかと心配になったりと、全て最悪のケースをイメージしていました。

そしてなんと、子どもを産んだら家出をする計画までも心のうちに潜めていたのです!まさに恐怖の意識の典型的な行動パターンである、危険(恐怖の基)から身を守る結果として「現状を放棄して一目散に逃げる」行動です。

出産後、不安で一杯なドロシーに、同じ病院で生まれた赤ちゃんの一人が緊急事態に陥っている事を耳にし、自分の赤ちゃんではないかとヒステリーになり手術室にまで無断に押しかけるのですが、たまたま居合わせたエディーはドロシーを落ち着かせ、それは自分たちの赤ちゃんではない事を伝えます。

この出来事がキッカケとなり、ドロシーとエディは改めてお互いの気持ちを話し合い、エディはドロシーとの間にできた子を愛し、生まれたことに感動していた事実にやっと気がつきました。

意識の視点から考えると、この様な「恐怖」の意識から展開される世界観は「危険」に満ち溢れています。ですが多くは幻想で個人のイメージによるもので事実とはかけ離れていることが多いです。この世界観は実は野生動物界に存在します。恐怖という感情があることで、野生動物は捕食動物から身を守ることができるのです。この時に必要な行動というのが、「放棄/逃げ出す」です。身の危険を感じた時、一目散に逃げ命をつなぎとめるのです。ですが過剰に「恐怖」へ意識が傾くと、目の前の世界をありのままに捉えることができなくなり、至る所に危険が潜んでいて何でも過剰に反応してしまいます。劇中では「夫の存在」が子どもにとって危険、病院のアナウンスは危険信号、夫の帰りが遅いのは自分が捨てられる危険信号など、ありもしない危険を作り出し過剰に反応しています。

このような恐怖の想像の無限ループから脱出する方法は、映画の終盤で、ドロシーがエディーと真剣に向き合うシーンです。つまり、事実をしっかり認識することです。

彼女が、家までのタクシーで、お互いの考えや、行っていることを、きちんと話し合えたから、不安が一瞬にして吹き飛びました。もし最初からこれができていたなら、夫との生活は初めから楽しめたことでしょう。

この間、ISHIKI AWAKEN SUMMIT#4のマックスさん(リンク付き)のお話の中で「恐怖」についてお話していたことを思い出しました。人間は、直感的に自分の体験したいこと、好きなことを知っているが、同時に自分の中に潜む恐怖も出てきて、「自分にはできる訳が無い」などのような言葉を自分自身へ投げかけ、「失敗」という危険から自分を守るために、あえて本来望んでいることから自分自身を遠下げる人は多いという話がありました。

ですがそんな時はまずあえて、「できる」、「大丈夫」という、自分への信頼を育んでいくことです。すると、徐々に「恐怖」の意識から開放され、直面している課題へを俯瞰する事ができるようになる事で、実際に起こっている現状を最適に把握でき、最適な決断ができるようになるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!バッド・ガールを初めて観た方、改めて観た方、何か新しい発見がありましたか?皆さんの喜び溢れる映画の感想や意見をお待ちしております!是非LINEやMediumのコメント欄から投稿してくださいね!

相当古い映画なので、Youtubeでアップされています。↓

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イシキSmoothy

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